無理矢理☆キッス
……きいちゃお!!
「リュウは……いつから私のこと好きだったの?」
そう聞くと……
「っ………!」
真っ赤になってるリュウ……
つられて、私まで赤くなってしまった。
やっぱり聞かなかったほうが良かったかなぁ…?
「お前が翔太先輩のこと好きって気づいてから!」
「へ……?」
それはどーゆう……
「なんか…独占欲っていうの?里美を誰にも取られたくなくって。あぁ、これ、好きってことだ〜みたいな?」
リュウ…
「そっかあ…」
それじゃあ、結構前から好きでいてくれたんだ……。
嬉しいな…。
好きになってくれたことも、真っ赤になりながらも話してくれたことも。
全部―――
「ふっ…ふふふっ♪」
なんか笑いがこみ上げてきて―――
「おまッ…!人が真剣に言ってるときに何笑ってんだよっ」
「な、なんでもないよぉ!」
伸びてきたリュウの手をよけるために道路に出た。
けど―――
「里美!危ないっ!!」
え――――
目の前に車が―――
ぶつかるーー!!
グイッ!
「きゃ…」