無理矢理☆キッス


「里美……」


ドクッ


心臓が跳ねる。


別れ話なら聞きたくない!!


「前…無理矢理キスしてごめんな……?」



へ………?



あれ……?


そのこと!?



「なんか、このことについて話したことはあったけど、俺、ちゃんと謝ってなかったじゃん?」


リュウ……


「だから、ホントごめん!」


頭を下げて謝るリュウ。

もう、そんなこといいのに!


「いいよ、リュウ。」


「里美?」


「今は幸せだから…前のことはもういいよ?」


私がそう言うと、リュウは少し笑って、


「ありがとう…里美。」


と言った。
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