無理矢理☆キッス
「あの……!」
「なんか用かよ?」
びくっ……
リュウの低い声と冷たい瞳に恐怖を感じてしまう。
でも、謝らなきゃ…!!
「リュ……」
「俺さぁ、お前の顔もう見たくないんだけど」
「!!」
リュウ…
いつもと違う……!?
雰囲気が違う。
私をみる瞳も……
でも、リュウをこうさせたのは私だ…!!
「お前の顔みてるとさぁ……イライラする。」
ズキンッ
心が……
痛い。
痛すぎて悲鳴をあげている。
でも、私はそれ以上にリュウを傷つけた。
もっとリュウの心は痛かったはず。
「この間はごめんなさい……!」
勇気を振り絞って。
やっと、そう言えた。
でも―――――…
リュウの表情に変化は無かった。
「別に謝んなくていいじゃん。悪いのは俺だし?」
「違っ……!!」