無理矢理☆キッス



次の瞬間――――――……



グイッ


「きゃ…!?」



櫻井くんに腕を引っ張られ、


「わ……」



私の体は櫻井くんの胸の中に入ってしまった。



「さ……櫻井くん!?」


私の頭の中はいきなりの出来事でパニック状態。

すぐに離れようと思ったけど、櫻井くんの力強い腕がそれを許しはしない。


ど、どうしよう!!



櫻井くんの胸からは速くなった鼓動が聴こえてくる。



それにつられて、私の鼓動も速くなっていく。





しばらくの沈黙が続いた後、櫻井くんが口を開いた。
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