無理矢理☆キッス
音とともに背中にはしった痛み。
私はしばらく状況がよめなかった。
そして、しばらくして気づいたんだ。
目の前には櫻井くんの顔。
私の肩の横には櫻井くんの腕。
私………
櫻井くんに、壁に押し付けられてる………!?
な、なんで……!
「ど…どうしたの?櫻井くん。なんか変だよ。」
でも、櫻井くんはいっこうにどこうとしない。
なんで……!?
いままでこんなこと無かったのに!!
なんでいきなりこんな……!
櫻井くんが口をひらいた。
「今までは、石川に振り向いてもらうまで、黙ってなにもしないつもりだった。」
櫻井くんは息を吸った。
「でも……もう無理だ。リュウを好きな石川を見ているのは辛いんだ!」
「櫻井くっ………」
「もう、俺は我慢しない。好きなようにやらせてもらう。石川がなんて言ってもな!」
櫻井くんの腕に力がこもる。