無理矢理☆キッス
そう叫んだ。
リュウが好き。
大好き。
わかって……
この気持ち……!!
そう願った瞬間
私はぬくもりに包まれた。
「バカ……!里美っ……」
今、私はリュウの胸の中にいる。
抱きしめられている。
それが……
こんなに嬉しいことだなんて………
暖かい……
すごく暖かいよ………
私はリュウの背中に手をまわす。
「好きぃ……リュウ……」
また溢れてくる涙。
「口きかなかった二年間……本当にごめん……里美…」
リュウの声は震えていた。
「俺が里美のそばにいたら、里美が悲しい思いすると思って、わざと離れたんだ……。でも、やっぱり完全に関わらないなんてむりだった。」
リュウは潤んだ瞳で私をみる。
「口をきいてなかった二年間………それでも変わらずずーっと好きだったんだ………」
「私も……ずっと好きだったよ?話してなかったとき、本当に辛かった…」
「うん……俺も………」