無理矢理☆キッス



先輩の言葉でどんどん速さを増していく心臓。



心が不安でいっぱいになる。


アイツって………

もしかして先輩の………




「好きな人…………?」


口から言葉がでていた。


先輩はすこしギョッとした顔をして…………


それから口を開いた。




「幼なじみなんだ」


あぁ……やっぱり………


「今ではもう前みたいに仲よくなくて………最近は口げんかばっかしててさ」



先輩はそのまま言葉をつづける。



「アイツはオレのこと今はなんにも思ってないだろうけど、
オレはソイツのこと好きだし、前みたいに仲良くしたいからさ………」


そしてすっと袋を持ち上げて


「だから、これ渡して告白したいんだよね………」






…告……白…………
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