無理矢理☆キッス
「え………?」
不思議そうに……でも真剣に私の顔を見るリュウの顔。
「な………んだよそれ………?」
しだいに曇っていくリュウの顔。
「先輩には好きな人がいたんだぁ……」
自分が言った言葉であらためて事実を実感する。
「プレゼント買うために、買い物いったようなもんなんだっ!」
視界が揺らぐ。
「っ……幼なじみなんだって!その人と。」
身体がふるえる。
「最初から……望みなかったんだね………?」
だめっ………
泣いちゃう……!!
リュウに心配かけちゃうっ………!!
そう思ってリュウに背中を向けた。
そのときだった。
「里美………」
ぎゅっ…………