無理矢理☆キッス
「っ……ふ……」
頬をつたう涙。
今まで我慢してたものが、一気にあふれ出す。
「うぅ〜〜〜〜〜〜っ!!」
ぼろぼろこぼれる涙。
そんな中、リュウはやさしく背中をたたいてくれてる。
リュウのうでが、手が、なにもかも全部やさしくて………
思いっきり泣けたんだ………
「先輩のことなんか忘れちまえ……」
それで、オレだけを見ろよ…。
リュウはそう思ったが、声に出さなかった。
数分後
やっと少し落ち着いて、涙も出なくなった。
リュウのおかげで、少し気持ちがすっきりした。
心のなかにたまっていたモヤモヤがすこしなくなった感じ。
今ではしっかり前を向けるようになった。
リュウが声をかけてくれなかったら、今頃私はどうなっていたんだろう?
きっと……立ち直れていなかっただろうな。
ほんとにリュウには助けられちゃった。
そして出てくる疑問。
なんでリュウは私にこんなに優しくしてくれるんだろう……?
きいてみても…いいかな?
「あのさ、リュウ……?」
「ん?」
すぐに反応してくれるリュウ。