無理矢理☆キッス
時が止まったような……そんな感覚。
『惚れてる』?
それって……
「オマエが好きだ。」
「!」
「里美のこと……好きなんだよ!」
「リュッ……」
強く抱きしめられる、私の身体。
まって……頭の中ごちゃごちゃ……
リュウが私のことを好き?
ウソ……だって私に命令ばっかして……
でも……今のリュウの告白は真剣で。
今までのは全部愛情の裏返し?なんて考えちゃったりして…。
でも……ぜったい本気じゃないよ!
だって、リュウ女好きだし…。
だれでもいいはず………
「疑ってんだろ?」
「!!」
とつぜんのことばにドキッとしてしまう私。
ず、図星…。
なんで私の考えてること、分かっちゃうの!?
なんだか悔しい気持ちになった。