花火が消えるまでに
…か、かっこいい…
部長の後ろ姿に見とれつつ、しみじみとその格好良さと優しさを感じていた
「部長の今日のネクタイ素敵よね。いつもオシャレなもの身につけてるわよね」
「暗い色みなのに、なんであんなに似合うんでしょう!」
部長が通ったあとは女性社員がみんな振り返ってまでみとれてる
いつもはパソコンとしか向き合ってないけど、これくらいの癒しがなきゃやってらんない!とかなんとか…
でも、それわかる…
だってあんなにかっこいい人、みたことないもん
見とれちゃうのは仕方のないこと
「はあ、がんばろ!」
私は部長が触れた部分に少し熱を感じながら、自分の仕事へと戻った