夢でいいから~25歳差の物語
一息ついて私と母は病院内のコンビニに昼食を買いに出かけた。
「えーっと、とりあえず先生はお茶でいいかな?病院の食事があるし」
私はずらりと並ぶペットボトルを目の前に母に言う。
「ええ。わたしはサンドイッチでいいわ。あなたは?」
「うーん。じゃ、おにぎりにしようかな」
「わかったわ。流星、わたしのお財布渡すからこれで払っていいわよ。ちょっと先に行ってるわね」
「はぁい。ありがとう」
母はパタパタとコンビニを出ていった。
私はこれまたずらりと並ぶ色とりどりのお菓子コーナーに目を奪われていた。
「おお、新発売のグレープチョコレートだ。どんな感じなんだろう」
紫色のキラキラしたパッケージを好奇心からカゴに入れる。
これは私が勝手に買った物だから後でお金を渡さなきゃな。
「とりあえず飲み物も買っておこう。母さんはオレンジティーでいいかな。私はカフェオレで」
隣に誰かいるわけでもないのに、ぶつぶつ言いながらオレンジティーとカフェオレをカゴに入れた。
そして会計を済ませて私は病室に戻る。
「母さん。先せ…」
次の瞬間、私はヘビににらまれたカエルのように動けなくなってしまった。
そして急いでその場から逃げた。
だって見てはいけないものを見てしまったから。
嘘だ。
嘘だよ。
母が…先生の腕の中にいたなんて。
「えーっと、とりあえず先生はお茶でいいかな?病院の食事があるし」
私はずらりと並ぶペットボトルを目の前に母に言う。
「ええ。わたしはサンドイッチでいいわ。あなたは?」
「うーん。じゃ、おにぎりにしようかな」
「わかったわ。流星、わたしのお財布渡すからこれで払っていいわよ。ちょっと先に行ってるわね」
「はぁい。ありがとう」
母はパタパタとコンビニを出ていった。
私はこれまたずらりと並ぶ色とりどりのお菓子コーナーに目を奪われていた。
「おお、新発売のグレープチョコレートだ。どんな感じなんだろう」
紫色のキラキラしたパッケージを好奇心からカゴに入れる。
これは私が勝手に買った物だから後でお金を渡さなきゃな。
「とりあえず飲み物も買っておこう。母さんはオレンジティーでいいかな。私はカフェオレで」
隣に誰かいるわけでもないのに、ぶつぶつ言いながらオレンジティーとカフェオレをカゴに入れた。
そして会計を済ませて私は病室に戻る。
「母さん。先せ…」
次の瞬間、私はヘビににらまれたカエルのように動けなくなってしまった。
そして急いでその場から逃げた。
だって見てはいけないものを見てしまったから。
嘘だ。
嘘だよ。
母が…先生の腕の中にいたなんて。