夢でいいから~25歳差の物語
「…流星さん、そろそろ札幌ですよ」
「ほあ?」
この上なく間抜けな声を出して私は目を覚ました。
ケータイを見ると、14時17分になっている。
まもなく札幌に到着し、私達は駅を後にした。
函館はレトロな街並みが印象的だったが、こちらは巨大なビルが並び、思わず圧倒されてしまった。
もっとも、修学旅行の時も同じことを考えたが。
まずは歩いて札幌市時計台へ行った。
国の重要指定文化財に指定されているというそれを、しっかりケータイと自分の空色のデジカメにおさめる。
なぜ昨日、私がデジカメを使わなかったかというと、カバンの奥底に入ってしまって取り出せなかったからだ。
まさか地面にカバンの中身を、お店みたいに広げて取り出すわけにもいくまい。
なので昨夜、旅館に着いてから荷物を広げてカメラを取り出したのだった。
まぁ、そんなこんなでそれからテレビ塔へ。
修学旅行の時、テレビ父さんというキャラクターのピンバッジをもらい、帰りの空港で金属チェックに引っかかりはしまいかと心配していた記憶がある。
とりあえずお土産店で、北海道限定と印刷された、世界的にも有名なあのネコのキャラクターがクラーク博士になっているストラップを買ってそこを後にする。
「では行きましょう、あの場所へ」
時計を見ながら私は言った。
「ほあ?」
この上なく間抜けな声を出して私は目を覚ました。
ケータイを見ると、14時17分になっている。
まもなく札幌に到着し、私達は駅を後にした。
函館はレトロな街並みが印象的だったが、こちらは巨大なビルが並び、思わず圧倒されてしまった。
もっとも、修学旅行の時も同じことを考えたが。
まずは歩いて札幌市時計台へ行った。
国の重要指定文化財に指定されているというそれを、しっかりケータイと自分の空色のデジカメにおさめる。
なぜ昨日、私がデジカメを使わなかったかというと、カバンの奥底に入ってしまって取り出せなかったからだ。
まさか地面にカバンの中身を、お店みたいに広げて取り出すわけにもいくまい。
なので昨夜、旅館に着いてから荷物を広げてカメラを取り出したのだった。
まぁ、そんなこんなでそれからテレビ塔へ。
修学旅行の時、テレビ父さんというキャラクターのピンバッジをもらい、帰りの空港で金属チェックに引っかかりはしまいかと心配していた記憶がある。
とりあえずお土産店で、北海道限定と印刷された、世界的にも有名なあのネコのキャラクターがクラーク博士になっているストラップを買ってそこを後にする。
「では行きましょう、あの場所へ」
時計を見ながら私は言った。