夢でいいから~25歳差の物語
「…お前か」
俺は声のした方をにらむ。
そこには1人の人間がいた。
「はい」
「殺すなら殺してくれ。それを覚悟で来たんだ」
「そのわりにはさっき、奥様の名前を呟いていらっしゃいましたが」
「黙れ、お前に何がわかる」
「まぁまぁ、そんなにむきにならないで下さいよ」
相手があまりにも余裕なので俺はつい舌打ちをした。
「おぉ、怖い。以前のあなたはもっと優しかったのに」
「何がしたいんだ?」
「魔王の正体は…」
「あぁ、わかっているさ」
「それはよろしい」
「ふん」
俺はコンクリートの地面を蹴った。
「では復讐させて頂きましょう。魔王さん」
「…!」
気付くと銃口が向けられていた。
黒光りするそれがあまりに不気味すぎて、足がすくむ。
「殺すなら殺してくれって言いませんでした?わかった。怖いんですね?これが」
相手は嘲笑するような言い方をした。
「うるさい」
「まぁ、いいです。ずっとあなたを追いつめてきた。そして今、ようやく戦いに結末が…」
相手の指が引き金を引こうとしたその時だった。
「やめてー!」
「な、流星!?」
そこに現れたのは今、1番心が求めていた人間だった。
俺は声のした方をにらむ。
そこには1人の人間がいた。
「はい」
「殺すなら殺してくれ。それを覚悟で来たんだ」
「そのわりにはさっき、奥様の名前を呟いていらっしゃいましたが」
「黙れ、お前に何がわかる」
「まぁまぁ、そんなにむきにならないで下さいよ」
相手があまりにも余裕なので俺はつい舌打ちをした。
「おぉ、怖い。以前のあなたはもっと優しかったのに」
「何がしたいんだ?」
「魔王の正体は…」
「あぁ、わかっているさ」
「それはよろしい」
「ふん」
俺はコンクリートの地面を蹴った。
「では復讐させて頂きましょう。魔王さん」
「…!」
気付くと銃口が向けられていた。
黒光りするそれがあまりに不気味すぎて、足がすくむ。
「殺すなら殺してくれって言いませんでした?わかった。怖いんですね?これが」
相手は嘲笑するような言い方をした。
「うるさい」
「まぁ、いいです。ずっとあなたを追いつめてきた。そして今、ようやく戦いに結末が…」
相手の指が引き金を引こうとしたその時だった。
「やめてー!」
「な、流星!?」
そこに現れたのは今、1番心が求めていた人間だった。