夢でいいから~25歳差の物語
「じゃあ、わたしの家に来る?」
友里さんからこんなことを言われたのは、あの日曜日の事件から1週間以上経ってからだった。
以前から私は友里さんのご自宅が大金持ちにもかかわらず、彼女がこうしてコンビニでバイト生活をしていることが不思議でならなかった。
そんなわけで誠にぶしつけな質問とは承知しながら、友里さんにこのことを聞いてみた。
すると跡継ぎは姉がいるし、自分も幼少の頃より英才教育ばかりで疲れていたからという答えが返ってくる。
「コンビニの仕事だって楽じゃありませんよ」と言うと「ここで仕事した方が色々な人とつながりが出来るから」などと言っていた。
そんなにお金持ちなのか、と思うとうらやましく、「そんな人の家ってどんな感じなんですかね」とこれまた失礼ながら聞くと最初に述べた質問が飛んできたわけである。
私はある考えを思いついてこんなことを言ってみた。
「いやぁ、夫を1人にするわけにはいきませんから」
「どうして?」
「まぁ、色々と事情が」
本当は事情もなにもないのだけれど。
「あら、それなら旦那さんと一緒に来ればいいじゃない。わたしもあいさつしたいし」
「…!」
やっぱり友里さんは先生に興味があるんだ。
友里さんからこんなことを言われたのは、あの日曜日の事件から1週間以上経ってからだった。
以前から私は友里さんのご自宅が大金持ちにもかかわらず、彼女がこうしてコンビニでバイト生活をしていることが不思議でならなかった。
そんなわけで誠にぶしつけな質問とは承知しながら、友里さんにこのことを聞いてみた。
すると跡継ぎは姉がいるし、自分も幼少の頃より英才教育ばかりで疲れていたからという答えが返ってくる。
「コンビニの仕事だって楽じゃありませんよ」と言うと「ここで仕事した方が色々な人とつながりが出来るから」などと言っていた。
そんなにお金持ちなのか、と思うとうらやましく、「そんな人の家ってどんな感じなんですかね」とこれまた失礼ながら聞くと最初に述べた質問が飛んできたわけである。
私はある考えを思いついてこんなことを言ってみた。
「いやぁ、夫を1人にするわけにはいきませんから」
「どうして?」
「まぁ、色々と事情が」
本当は事情もなにもないのだけれど。
「あら、それなら旦那さんと一緒に来ればいいじゃない。わたしもあいさつしたいし」
「…!」
やっぱり友里さんは先生に興味があるんだ。