ありちゃんと不思議の国

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朝食を終えた私は、課題の束を倒すために部屋に戻った。
鞄から課題を出す。

「うわ、重い」

思ったより量が多い。
教科書、ノート類を両手で持ち上げ、隣にあった机にﾄﾞｻｯと置いた。

勢いよく置いたせいか、一番上に乗っていたファイルから、何枚かプリントがこぼれた。

「はあ」

暑いせいか溜め息がよく出る。

プリントを拾い集めていくと、『夏休みの課題』と書かれたプリントに目がとまった。

このプリントは、夏休み直前に配られる、課題について詳しく書かれたプリントである。

なんとなく読んでみた。