ありちゃんと不思議の国
はあ、相変わらず鬼のような課題量……

読むだけでうんざりする。

私は、計画性というものがないほうだと思う。
そんな私にとって、課題をバランス良くやり、スマートに終わらせることはヤバイくらい難しい。

ー現代文の課題
『現代文ワーク一冊、本を一冊は読む』

そうだ、小説を書くと言う課題は私のクラスだけだから、このプリントには詳細が書かれていない。

学級通信を探す。
あった。

『現代文特別課題♡』
ハートなんか付けたってかわいくないわよ!
課題について憎しみが増える……

『夏休みに、小説を書いてきて下さい。最低でも原稿用紙5枚。かける人はノート一冊分とかでもいいです!先生楽しみにしてるわよ!!!』
原稿用紙5枚でも結構ある……
『注意! 物語のジャンルとかはなんでもいいです。けど、あまりにもグロテスクとかは止めてね!そして……自分を主人公にすること!!』

えぇっ?!自分を主人公に???

< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

鬼
もゆり/著

総文字数/3,715

ホラー・オカルト15ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop