私、幼なじみが好きなんです。


「え…?」


大紀がいる後ろを振り向いた。

大紀の顔は地面を見ていた。



「俺は花梨が好きなんだよ」

俺、今日の晩飯カツ丼なんだ。そう言うような軽いノリ。


「冗談でしょキツっ」

私は、笑顔を作り大紀がいる所まで歩き
「ねっ冗談は良いから帰ろっ」と彼の手を引く。


いつもの冗談だね。


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