私、幼なじみが好きなんです。


二人を見ていると…。


いきなり大紀の顔が青ざめた。


「どうしたの?」


首を傾げると、大紀は何も言わずに私の顔を手で覆う。


「もうっやめてよ大紀っ」


大紀の手を振り払う。

すると、見えたのは、


坂元さんとそうちゃんのキスしている姿。



「……!」

私は言葉を失った。
目頭が一気に熱くなって、涙が零れ落ちた。


それと同時に、私の体を大紀が包み込んだ。


「大紀……っ」


涙が止まらない。

私…そうちゃんに全然アタックしてないのに…。



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