私、幼なじみが好きなんです。
そうちゃんは、はあ…と深い溜め息をついた。
それから、
「…何、弱気なってんだ?俺と一緒の高校行くんだろ?」
と 言うと、先に歩いて行ってしまった。
そうちゃん。
そうちゃんなりの慰め方、心に響いたよ。緊張なんてそうちゃんの一言で飛んじゃった。
「..うん、そうちゃん。私ぜっったーい受かるからね!!」
私は叫びながら門をくぐった。
そうちゃんは、うんざりしたような顔をしていた。
ありがとうそうちゃん。私、精一杯頑張るよ。