恋景色 ~真っ赤な嘘と林檎と誕生日~
「俺ンちがあと20メートル西に建ってたら、俺は西中(にしちゅう)に通わなきゃいけないところだったけど、ギリギリセーフで俺も白石と同じ東中(ひがしちゅう)に通うことになってんだ、って」
「そっか…そーなんだ……」
「白石、勘違いしてるみたいだからついでに言っとくけど、俺さ、いつもお前を困らせるようなことばっかしてるけど、別に白石のことキラってるワケじゃねぇからな」
ドキン!
「俺、白石のことキライじゃないから」
「七森くん…」
「キライじゃないから、4月からもヨロシク」
「パシャ」
突然、あたしと委員長は目をつぶってしまいそうなほどのまぶしい光に包まれた。
「はい、もう1枚いくよ~」
声のほうを向くと、そこにデジカメをかまえた安藤先生がいた。
「そっか…そーなんだ……」
「白石、勘違いしてるみたいだからついでに言っとくけど、俺さ、いつもお前を困らせるようなことばっかしてるけど、別に白石のことキラってるワケじゃねぇからな」
ドキン!
「俺、白石のことキライじゃないから」
「七森くん…」
「キライじゃないから、4月からもヨロシク」
「パシャ」
突然、あたしと委員長は目をつぶってしまいそうなほどのまぶしい光に包まれた。
「はい、もう1枚いくよ~」
声のほうを向くと、そこにデジカメをかまえた安藤先生がいた。