恋景色 ~真っ赤な嘘と林檎と誕生日~
「返してよぉ」
あたしがポニーテールにリボンをしてくると、いつも決まって委員長があたしのリボンを取っちゃうんだ…、
「ブスのクセにカワイコぶってんなよ!」
…って言いながら。
「ねぇ、おねがい、返してっ」
「やーだよっ♪」
委員長はリボンの端っこを持ってブンブン振り回しながら逃げて行ってしまった。
「もぉ…なんでいつもあたしばっかりイジメるの……?」
こないだ母さんに買ってもらったばかりのリボンだったから、気がつくと、もう涙が出ていた。
「きっと将児は由妃ちゃんのことが好きなんだよ♪ 幼なじみのあたしが言うんだから間違いない♪ 幼稚園の頃から、ずっとそーだったし♪」
「えっ!?」
典子ちゃんの言ってる意味が全然分からない。
あたしがポニーテールにリボンをしてくると、いつも決まって委員長があたしのリボンを取っちゃうんだ…、
「ブスのクセにカワイコぶってんなよ!」
…って言いながら。
「ねぇ、おねがい、返してっ」
「やーだよっ♪」
委員長はリボンの端っこを持ってブンブン振り回しながら逃げて行ってしまった。
「もぉ…なんでいつもあたしばっかりイジメるの……?」
こないだ母さんに買ってもらったばかりのリボンだったから、気がつくと、もう涙が出ていた。
「きっと将児は由妃ちゃんのことが好きなんだよ♪ 幼なじみのあたしが言うんだから間違いない♪ 幼稚園の頃から、ずっとそーだったし♪」
「えっ!?」
典子ちゃんの言ってる意味が全然分からない。