【続】私は彼氏がキライです!?



「去年の今ぐらいよね?篤貴から突然電話がかかってきたの。コナミとヨリ戻したからって・・・あんなに情けない姿親に見せといて、ぶっきりぼうにそう言うのよ?」



ふふふと笑ったおばちゃんが、エプロンの裾で私の涙を優しく拭いてくれた。



「電話越しでも分かったわ。篤貴が今どんな顔をしているか。弾みそうになる声を隠して、コナミ迎えに行くからって、さっさと電話切っちゃってさ。・・・おばちゃん嬉しくて、安心して、その後ひとりで泣いちゃった」



「・・・たくさん傷つけちゃったの・・・っ、アツのこと大好きだったのに、信じてあげられなくて、アツから離れちゃったの・・・っごめんなさい」



「コナミちゃん謝らないで?おばちゃん今日すごく嬉しかったのよ?あなたに出会えて篤貴は幸せよ?ありがとね?」



たくさんの涙と後悔があったから、今アツのことが大切だってより強く感じることが出来る。



「絶対に幸せにします。だから・・・アツを・・・篤貴さんを、私にください」




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