【続】私は彼氏がキライです!?
「おばさん、ごちそうさまでした!とってもおいしかったです」
お腹も膨れて、おばちゃんが温かいお茶を入れてくれると、明日美ちゃんはテーブルの上のあいたお皿を、すごく自然に引いていく。
「明日美ちゃんいいのよ!お客さんなんだから、そのままにしておいて」
「ご馳走になったんだもん!これくらいしないと」
私はというと・・・未だにお箸を持って、残った魚の身を必死でつついてる・・・。
チュッチュッと左の親指と人差し指を舐める音がやけに虚しく響いた。
「・・・私も片付けます」
「ふふ。コナミちゃん、まだ食べてていいのよ?」
「コイツ、食い意地張ってるからな」
「だって・・・美味しいんだもん」
私ってば、彼女なのに・・・気の使えない女。
「アスはすぐにお腹いっぱいになっちゃってたくさんは食べられないから、コナミちゃんが羨ましい!」
明日美ちゃ〜ん!!フォローしてくれてるの??
優しいっ!!勝手にライバル視してごめんね?
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