【続】私は彼氏がキライです!?
私たちがアツの実家に戻ったのは、私が家を出てから1時間半後。
「おかえり、遅かったわね」
リビングでお茶を飲む、おじさんとおばちゃん。
良かった。
後ろめたい気持ちにならずにすんで。
「はぁ〜。・・・マジかよ」
おばちゃんたちの姿を見て、大きなため息をついた後、アツは私の頭をチョップした。
「エヘヘ・・・お揃い」
おじさんとおばちゃんが着てくれているパジャマ。
実は私とアツも一緒だったりして?
昨日アツにあげた赤パシャマ。
冒険のつもりで買ったのに、アツってば、妙に真っ赤なパシャマが似合っちゃっうんだよね。
お風呂から出てきたアツを見て、おじさんたちは大爆笑。
「俺だけハデじゃね?」
「そんなことないぞ?コナミちゃんはお前に似合う色よく知ってるな〜」
私のパシャマは淡い水色。
4人お揃いのパシャマが照れくさいけど嬉しかった。
なんだか、家族の一員になれたような・・・そんな気がして。
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