【続】私は彼氏がキライです!?
恐怖
いつもの様に会社に来て、いつもの様にランチして、いつもの様に午後の業務にあたる。
いつもの様に平凡だけど、幸せな1日のはずたった。
「成沢!すぐに帰る準備しろ!」
課長の緊迫したような声にドキリと肩が上がった。
私、なんかミスでもやらかしたのかな?って。
「あの・・・」
恐る恐る課長のデスクに近づく。
「下で専務が待ってるから。早くしなさい」
お父さん?
事情も分からないまま、ただ言われた通りにオフィスを出る。
会社の前に、お父さんの車があった。
窓をノックして、ドアを開ける。
「お父さん、どうしたの?」
「早く乗りなさい」
「えっ?でも、まだ仕事中だよ?」
「・・・いいから」
いつもと違う様子のお父さんに、変な胸騒ぎがした。
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