【続】私は彼氏がキライです!?



怖かった。



すごく怖かった。



もし、命にかかわる様な事故だったら?



もし、このまま目を覚まさなかったら?



もし、お母さんが死んじゃったら?



考えたくないのに、悪いことばかりを考えてしまって・・・すごく怖かった。



「みんな、心配かけてごめんね・・・」



目を閉じたお母さんの目から、涙がすーっと耳の方に流れる。



「生きててくれて良かった・・・」




泣きそうな顔で笑って、お父さんがお母さんの涙を優しく拭う。




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