【続】私は彼氏がキライです!?
泣かないでいようって思ってたけど、やっぱり無理で。
お母さんのベッドに顔を埋めた。
「まったく。昔から言い出したら聞かないんだから」
諦めたような小さなため息を吐いた後、優しい手つきで私の頭を撫でてくれる。
「お母さん、お願いだから死なないで・・・」
「ふふ。そんな簡単に殺さないでよ?」
「だって・・・」
ほんとに怖かったんだもん。
止まらない涙をお母さんが拭ってくれる。
「心配かけてごめんね?そうね・・・まだコナミのウエディングドレスも見ていないし、まだまだたくさん教えてあげなきゃならないこともあるから、お母さん死んでられないわね」
お母さんの手って不思議だね。
不安だった心がすっと安心に変わる。
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