【続】私は彼氏がキライです!?
アツの首に腕を回して唇を誘う。
「お前のせいだからな?」
優しいキスが、だんだん本気のキスに変わっていく。
もっと、もっと、もっとちょうだい?
こんな風にアツに触れてもらうのが、ずいぶん久しぶりのように感じる。
もうすっかり慣れていたはずのアツの匂いや体温。
安心感と同時に、私の熱を上げた。
「あっ・・・っ」
「しーっ!!声出すなって」
いつバレてしまうか分からないという状況からか、アツのためらいがちな動きが、さらに私を敏感にさせる。
「ム、リ・・・っ、声・・・出ちゃう」
「なんで?感じすぎるから?」
意地悪く笑ったアツが、キスで私の口をふさいだ。
ただ夢中で、なにも考えられなくて、アツが与えてくれる感覚だけをひたすら求める。
「・・・コナミっ」
全ての意識を手放す直前に聞いたのは、私の名前を呼ぶアツの声。
アツ・・・ずっとそばにいてね?
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