【続】私は彼氏がキライです!?

次に目を開けた時に最初に見たのは、私を抱きしめて眠るアツの寝顔。



暗くて静かな部屋の中に、時計の音とアツの寝息だけが聞こえてくる。



今、何時なんだろう？



「ん･･･コナミ？」



「あ、ごめん。起こしちゃった？」



体を起こして目覚まし時計を手に取ると、朝の4時を少し回った時間。



「アツ、泊まったの？ごめんね、今日も仕事なのに･･･」



「ちゃんと眠れた？」



「うん」



こんなにぐっすり眠ったのはいつぶりだろう？



途中で目を覚まさなかったし、怖い夢も見なかった。



アツの手がゆっくり背中を撫でてくれる。



温かくて、気持ちよくて、安心する。



「昨日、大変だったんだからな？」




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