【続】私は彼氏がキライです!?
とにかくみんなはしゃいでいた。
お父さんまでもが冗談を言ったり、アツに無茶ぶりしたり。
なんでもないような事かすごく楽しくて、嬉しくて・・・。
胸がいっぱいになって、溢れそうになる涙を流さないようにするのが大変だった。
「お母さん疲れてない?お布団敷いてるからちょっと横になったら?」
退院したばかりのお母さんが心配で声をかけた。
だけど、お母さんは明るい笑顔でこう言った。
「大丈夫よ!今日はお父さんがコナミを嫁に出す覚悟を決めた大切なお祝いなんだから!!」
まさにキョトン。
みんなその表現がピッタリくる顔をしていた。
お父さんとお母さんをのぞく、その場にいた全員が。
「お母さん、なに言ってるの?今日はお母さんの退院祝いだよ?」
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