【続】私は彼氏がキライです!?
「そりゃ俺だって男だから、目の前に綺麗な巨乳のお姉さん?がいたら全く無反応ではいられないだろうな」
「やっぱり・・・」
すべては私の妄想で、今現在まったく落ち込むような状況ではない。
だけど頭の中は巨乳のお姉さんとアツの入浴シーンがリアルに映し出された。
それは今と違ってお色気ムンムンで…。
勝手に凹んで、私って本当にめんどくさい奴。
やっぱりアツの言うようにマリッジブルーなのかな?
「でも、いくら誘惑されても手を伸ばすことは絶対にないな」
「なんで?」
「なんでって、リスクがデカ過ぎんだろ。そんなことしたら、確実にお前を傷つけるし、俺は捨てられる」
「捨てないよ・・・だけどきっと許せない」
好きだから許せない。だけどきっと離れるなんて出来ない。
「さそういう状況になった時、俺はまず始めにお前のことを考えると思う。そしたら絶対に出来ねぇよ。そんな状況は恐怖でしかない。ビビって縮みあがって使いもんになんねぇんじゃね?」
アツ、優しいね。
バカみたいな私の妄想劇に付き合う必要なんてないのに、そうやってちゃんと答えてくれるんだね。私の不安を消そうと向き合ってくれるんだね。
「俺はお前を不安にさせてるか?」
「違う!ただ・・・最初の頃はさ、こんな風に一緒にお風呂に入るのも恥ずかしくて、緊張して落ち着かなくて。だけど今はあんまり恥ずかしいって感じなくなっちゃって、アツにとって私の裸なんてなんの・・・」
「逆だろ?俺も上手く言えねぇけど、風呂で裸になんのと、エッチすんのとは全く別っていうか。確かに風呂は生活の中のもので、あんまそういうやらしい気分にはなんねぇけど、エッチする時はやっぱめちゃくちゃ興奮するし」
裸で立つ私を座ったアツが見上げる。
こんな状況でなに言ってるのって感じだよね。
「満足してる?」
「当たり前だろ。好きな女抱いてんだから」