【続】私は彼氏がキライです!?



結局、車の中でちょっとじゃ済まないエッチな事を致してしまった私達が家路に着いたのは深夜の12時を過ぎてから。



「お父さん怒ってんじゃねーのか?」



「だってアツが離してくれないんだもん」



「お前がエロい顔して誘うからだろ」



「だってアツがやらしい触り方するんだもんっ」



「お前が先に触ったんだろ!」



「触ってないよーっ!」



帰りの車の中、すっかりいつも通りの私達がいた。



アツの意地悪ーっ!!キィーってなっちゃう事もあるけど、落ち込んでるアツより、私をからかって笑ってるアツが好き。



アツが辛そうな顔をしてると、私だってすごく辛くなっちゃう。



だからこのままでいいんだ。



ケンカしたって、怒ったって、怒られたって、やっぱり私はアツが好きなんだもん。



「コナミ、ちゃんと消毒して寝ろよ?」



「うん。お家着いたら電話してね?」



おやすみのキスをして、最後にギュッと抱きしめ合う。



「アツ大好き」



「ん、分かったからもう本当に家入れ」


ちぇっ・・・もう1回くらい聞きたかったのになぁ。



まぁこの物足りなさがアツなんだけどさ?



うまいよねぇ〜。



だってもっと欲しくなっちゃうじゃん。



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