【続】私は彼氏がキライです!?
気付かなかったフリをして、月曜にもし会ったら謝ればいいや。
そう思っていたのに・・・
「おい、お前告られてんぞ」
へっ!?
アツの言葉に驚いて顔を上げると、目の前に突きつけられた携帯。
「見たの?」
「見られて困る事あんのか?」
「・・・何もないけど」
【気付いてるかも知れないけど、俺コナンちゃんの事好きになってしまいました。直接会って話がしたいから、月曜の終業後、少し時間あけといてもらえないかな?】
何で今日に限ってこの内容?しかも先にアツに見られるなんて・・・。
テーブルの上にペンを投げ捨てたアツが私を手招きして、自分の隣をポンポンと叩く。
いつもなら“おいで?”のこの合図に喜んで飛んでいくけど、今日は・・・“ちょっとここ座れ”明らかにこっちが大正解だ。
しぶしぶ隣に行くと、グイッと向かい合わせにさせられた。
「説明しろよ。お前コイツと何かあんの?」
フルフル頭を振ってそれを否定。
「隠し事はしない約束だろ?ちゃんと教えてくんなきゃ、俺お前の事疑っちゃうじゃん」
意外にも優しい口調で、私の髪を耳にかけて顔を覗き込む。
「あのね・・・」
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