【続】私は彼氏がキライです!?
「お前から流れ出す空気が好き。考え方とか発想とか行動とか単純でバカだけど、いっつも笑ってて。お前の笑ってる顔みると本当にホッとする。温かくて、心地良くて。ここが俺の帰る場所なんだって・・・安心する」
静かな空間の中で、アツの言葉が私の心の中までしっかりと響いた。
「いつか越えられるかなぁ。お前のお父さんとお母さんを越えられるくらいにお前の事守っていきたい」
アツはちゃんと思って考えてくれていたんだね。
私は現実より“結婚”っていう憧れに心を奪われていたのかもしれない。
ただ幸せな事だけが待っているんだって・・・。
「私頑張る。単純でバカだけど、アツの事大好きだから。コイツを選んで良かったーって思ってもらえる様な素敵な大人になる」
アツの言葉で私はまた笑顔になれて、暗くなっていた気持ちも前向きになっていく。
どんなに勢いをつけてブランコをこいでも、隣を見ればアツがいる。
「アツーっずっと隣にいてねー!!置いて行かないでねー!!」
そしていつか、同じ歩調で歩いて行けるといいね。
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