魔法つかいになって憧れのアイドルと××
あたしはいつもの……


高校生の、小笠原ユナの姿に戻っていた。








「わっ!いつから……」


「ほんのついさっきだよ。ハヤトが電話し始めたぐらいかな……」


そう言ってトロロは、くしゃっとネクタイの形を歪めた。


「ハヤトには…バレてないんだ。よかった……って言っても、ハヤト……大丈夫なの!?

悪魔が体の中に入ってるってことだよね。それって…」


「うん……」


困ったのは、丸まりすぎたトロロは小さい塊になってしまった。


そして、ユカをコロコロと転がる。


コロコロ、コロコロと、


床の上を、行ったり来たり……。






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