魔法つかいになって憧れのアイドルと××
こうやってたら、普通の犬なんだけどね…。


仕方なくトロロを抱きあげると、クゥ~ンなんて犬っぽい声を出してる。


オーラを隠すために変身したのに、人の言葉が話せるって誰かにバレたら、大変なことになっちゃう…。


しかもここって、そういうスクープを待ってる人がウロウロしてるような場所…。






今日のハヤトの仕事場は、葉山のテレビ局。


トロロに魔法陣を作ってもらって、ついさっきここまで移動してきたんだ。


「コラ~、関係者以外は入れないよ。なんだ、キミは」


テレビ局の関係者入口付近に立ってると、顎ヒゲを生やしたおじさんがあたしの方へとやってきた。


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