魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「キャンッ!」


「アハハ、この犬、尻尾引っ張ったら鳴くんだぜー」


振り向くと、小学生ぐらいの男の子が数人で、さっきの子犬を取り囲んでいた。





「お姉ちゃん、ワンちゃんを助けてあげて!」


海里があたしの手をギュッと握って訴えてくる。


「コラーッ!!あんたたち、犬をイジメちゃダメよ!」


「うるせーなー」


小学生たちは、あたしが怒っても全然堪えてない様子。


変わらず、子犬の尻尾を引っ張ったり、体を突っついたりしてる。



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