魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「どの家?起きて待ってるっつってんだろ。いい親だな。こんな遅くなって、心配してるだろうし、一言声かけてくな」


そっか…親に挨拶って、そういうことか。



「ありがと…心配症なんだよね。あっ、トロロ。お母さんたちには、あたしは芸能活動をしてることになってるんだよね?」


すっかり居眠りしてるトロロをツンツンつついてみる。



寝ぼけ眼のトロロは軽く頷いたあと、あたしの腕の中でまた眠ってしまった。







家に帰ると、トロロのいうとおり、



お父さんやお母さんは、あたしが芸能活動をしてるって思いこんでた。



ずっと隠してたあたしの夢だけど…



こんな形で、お母さんたちに知られることになるなんて。



< 367 / 715 >

この作品をシェア

pagetop