魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「ううん。それに彼氏は、石田さんとはそんなんじゃナイって言ってたけど。

石田さんって普段はよく下向いてるんだけど、『笑ったらかわいいから、顔上げた方がいいよ』ってアドバイスしてあげたんだって。

あたしの彼氏って優しいでしょ?」


アイは、フフッと笑ってる。




もしかして…それで石田さんが勘違いしたとか!?


アイと彼氏ってクラスが離れてるし、普段は学校であんまり一緒にいることなくって、


アイがたまに彼氏の部活が終わるのを待ってて、一緒に帰るぐらいなんだよね。


だから……


石田さんは、アイの彼氏に騙されたと思ったとか……。



「アイ、アイの彼氏って……今日は部活?」


「うん。今日は待たずに先に帰るよ」


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