魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「これは…変身したわけじゃなくって…変身する時間がなかったから、ちょっとこの子の体を借りたんだ」


「借りたっ!?トロロ、そんなこともできるの?」


「あっ…あんまり僕の名前を出さないで。アンリに気づかれると困るから…」


…アンリ?


「あんたたち、どういう関係!?しかも…」


「ヤバい、また来るよっ!!」





トロロがそう言ったかと思うと、今度はバスケットボールが、天井からたくさん降ってきた。


トロロはあたしに覆い被さるようにして、ひとりでボールを背中に受けてる。






「わっ!なんだ、いきなり!?」


バスケ部のメンバーは大慌て。


みんな体育館から、一斉に逃げだした。





< 430 / 715 >

この作品をシェア

pagetop