魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「今が…チャンスだよ!ユナちゃん、早くっ!」


トロロにブレスレットを渡され、一瞬躊躇した。


あたし…そういえば、さっきトロロとケンカしてたんだった。


手を一度引っこめたあたしを見て、トロロが厳しい顔をする。


「迷ってる時間なんてナイよ!?ダークネスを倒せるのは、ユナちゃんしかいないんだ」








あたし…


あたししか、いない?


「そんなのトロロだって……」


「僕がやったら、魔法の国で…重い罪に問われる…」


トロロは、今まで見せたことのないような険しい表情を見せた。






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