魔法つかいになって憧れのアイドルと××
どうして……?


どうして、こうなるの……?


あたしは悲しくなって、自分の部屋に逃げようとした。







そしたらろう下から、海里が走ってきた。



「ママー!早くお外行って遊ぼうよ。……あれっ、お姉ちゃん!学校は?」



海里があたしの前で止まって、なんの疑いもない眼差しで見上げてくる。



そうだ……



海里なら、ホントのことがわかるはず。



「海里っ!海里はわかるよね?いつもあたしのこと気づいてくれてたもんね!?」



海里を抱こうとすると、お母さんはあたしから海里を奪うようにして、抱きしめた。



「海里っ、離れなさい!これは、お姉ちゃんじゃないのよっ!!」



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