魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「ママ~……お姉ちゃんだよ?」
お母さんの形相に怯えた海里は、自信なさそうにそう呟いた。
だけどお母さんは、まったく聞く耳を持たない。
「海里、なに言ってるの!?ああっ……ユナ…ユナを返して……。きっと、あの潰れた瓦礫の中に閉じこめられてるのよ……」
テレビでは、めちゃくちゃになった体育館の一部分が映っている。
ダークネスが体育館を揺らしたときに、崩れおちた場所……。
あの中に何人かの生徒が、巻きぞえになっているという報道がされている。
あたし……
あたしが躊躇ってたから……。
あたしがもっと早く変身してれば、こんな事態は起きなかったはず。
お母さんの形相に怯えた海里は、自信なさそうにそう呟いた。
だけどお母さんは、まったく聞く耳を持たない。
「海里、なに言ってるの!?ああっ……ユナ…ユナを返して……。きっと、あの潰れた瓦礫の中に閉じこめられてるのよ……」
テレビでは、めちゃくちゃになった体育館の一部分が映っている。
ダークネスが体育館を揺らしたときに、崩れおちた場所……。
あの中に何人かの生徒が、巻きぞえになっているという報道がされている。
あたし……
あたしが躊躇ってたから……。
あたしがもっと早く変身してれば、こんな事態は起きなかったはず。