魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「ゴメンね……海里。また後で、戻ってくるからね……」


あたしはお母さんと海里を残し、2階にある自分の部屋に閉じこもった。


こんな……


こんなことになるなんて………。


美少女戦士になって、カッコよく決めポーズを作るのが夢だった。


今日だって、カンペキに戦えたって…


自分では、そう……信じてた。







だけど、見えてない場所で人が傷付いて、


宇宙人呼ばわりされて……


あたしがなりたかった美少女戦士って……こういうモノだったの?







…そうだ……。


トロロ……トロロがいれば……


この騒ぎも、全て解決してくれるはず……。


トロロはどこに行ったんだろう。


あたしは思わず窓の外に目をやった。



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