魔法つかいになって憧れのアイドルと××
すると、放心状態になっているあたしの前に、トロロが現れた。



……しかも、今日は……なぜか、黒づくめのタキシードにマントなんて羽織ってる。



「アハハ……なに、その格好!なんかの冗談?」



あたしがトロロをバカにするように笑うと、トロロに鼻でフッと笑われた。



「冗談……って、ヒドいな。これが、僕の正装だよ」



「正装……?」



トロロはあたしの前にひざまずくと、



そっとあたしの目の前に、手を差しだしてきた。



そして、ニッコリと微笑んで、こう……囁いた。








「ようこそ……魔界へ」



……えっ……?


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