幕末オオカミ


って、言っても……。


タチ悪いな、それって。



「……昼間、遊郭で適当に遊んで来たら良いのに。

溜めるから、こんなことになるんだろう」



斉藤先生が、また結構な爆弾発言を、さらりと投下。


あの、女子がここに一人いるの、忘れてませんか?



「うっるせぇ!!

てめぇだって、めったに行かねぇじゃねえかっ!!」



沖田は真っ赤になって反論する。



「それでも俺は、女子をむりやり押し倒す事はしないからな。

夜でも昼でも、理性がある」


「ぐっ……」



はい、斉藤先生の勝ち。


沖田は近藤先生を見て、目で訴える。


早くこの場を、解散させてください、と。








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