幕末オオカミ


涙がにじんできた視界に映るのは、一面の紫の波。


しかし、次の瞬間……。



「見ろ、小娘!!」



副長の声とともに、炎から何かが飛び出した。



「……総司……っ!!」



地を蹴り、頭上高く舞い上がったその姿は──。


月に照らされ、


銀色の一線を描く!!





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