幕末オオカミ
えぇ~……
照れが最高潮に達したからって、逆に怒るってどうなの?
なんという男……
でも。
「……ありがと、助けてくれて……」
まだ耳が赤いということは、本当に照れているということだよね?
ということは、本当に、いやらしい意味じゃじゃなかったんだよね。
しょうがない。
水に流してあげるとするか……。
「や……すまなかった」
あたしが素直にお礼を言うと、沖田も素直に、謝った。
と、思ったのに……
「そんな立派だとは、思わなかったんだ。
それを平らに潰せば、そりゃ苦しいよな……」
と、照れ隠しに余計なことを!!