HANABI



それからしばらく沙智と話して、ゆっくりしてから店を出た。




あの人は相変わらずカウンターでコーヒーを入れてたけど、あたし達が店を出るときに



「ありがとうございました。」



って笑顔で言ってくれた。





その笑顔で顔が赤くなり、沙智にからかわれながら帰ったことは、言うまでもない。








沙智と別れて一人で歩きながら空を見た。



空にはもう、たくさんの星がでていた。





星空を見るのは好き。



すごく心が落ち着いて、ぼーっと何時間でも見つめていられる。





プラネタリウム見にいきたいなー。


そんなことを思いながら歩いた。



< 25 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop